中里さん中里
今回訪ねたのは、松本を拠点に冠婚葬祭全般をサポートするアステップ信州。前身の呉服店は創業121年、会社設立44年を迎える歴史ある企業です。まずは冠婚部でウェディングプランナーとして働く中村さんにインタビューしました。
冠婚部 ウェディングプランナー
中村愛美さん
入社4年目

中里さん中里
ブライダル専門学校を卒業後、入社した中村さん。仕事内容を教えてください。
中村
挙式や披露宴を行うお客様を専属で担当し、最良の1日にするお手伝いをしています。「当日をどんな日にしたいか」をじっくりお聞きすることから始まり、式の進行や演出、お料理など細部まで一緒に準備を重ねて当日を迎えます。お客様とは2カ月〜1年ほどの長いお付き合いになりますね。
中里さん中里
具体的な仕事はどうやって身につけるのですか?
中村
入社後3ヶ月の研修期間で、立ち居振る舞いや表情の作り方、話し方などさまざまな礼儀作法を徹底的に学びます。その後半年ほど先輩についてお客様との打ち合わせの場に参加し、2年目から一人でお客様を担当することになりました。

中里さん中里
学べる期間が充分にあるので安心ですね。仕事で心掛けていることは?
中村
実は、最初から「こんな式にしたい」と明確に言葉にできる新郎新婦様は少ないんです。だからこそ、ご希望をいかに引き出すかが私たちの重要な仕事。言葉で説明しすぎず、写真や資料でイメージを膨らませていただくようにしています。担当者との信頼関係がとても大切なので、私自身を好きになってもらうことを心掛けていますね。年上のお客様も多いのですが、挙式が近づくにつれて仲良くなることが多いんですよ。
中里さん中里
式当日は、中村さんも緊張しますか……?
中村
今でも毎回、緊張しますね。けれど当日すべてが無事に終わった時、「担当してくれて本当にありがとう」と新婦様が抱きしめてくれたことがあって。これまでの準備を思い出して、嬉しくて泣いてしまいました。挙式後も結婚記念日に食事に来てくださったり、お子さんが生まれたら連れて来てくださったり。一生のお付き合いになるのは、この仕事ならではの喜びですね。

中里さん中里
素敵ですね!続いては中村さんと同期で葬祭部の林さんです。
葬祭部 葬祭ディレクター
林 幸範さん
入社4年目

中里さん中里
葬祭ディレクターは、通夜や告別式をサポートする仕事なのですね。
葬儀のご依頼を頂いたお客様のご自宅に伺い、故人様をどのように見送りたいかをご家族にお聞きすることから始まります。宗派や地域の風習を確認した上で、火葬場や斎場の空き状況を確認して日程や段取りを組み、ご家族に必要な準備などをお伝えして、当日まで一貫してサポートを行います。
中里さん中里
林さんのように若手だと、葬儀に出席した経験も少ないですよね。不安はないですか?
「こんなに若い担当者で大丈夫?」とご家族を不安にさせないよう、配属後1年ほどかけて研修で知識とマナーを身につけます。先輩に同行して現場を経験したのち、担当を任されるように。ご家族とお話する時は落ち着いた対応を心掛けながらも、親しみを持ってコミュニケーションをとることで信頼を築くことを大切にしていますね。

中里さん中里
責任ある仕事ですから、プレッシャーは大きいですよね。
確かにご家族にとってたった一度のことですし、同じご葬儀は二つとありません。私たちの仕事は、ご家族の心に寄り添って不安を和らげ、故人様をきちんと見送るお手伝いをすること。プレッシャーはありますが、最後にご家族から「ありがとうございました」とお礼を言っていただくとホッとしますし、大切な時間をサポートできたやりがいは大きいですね。
中里さん中里
現代は「終活」という言葉が当たり前になり、死について考えることはタブーではなくなりました。
葬儀はいつの時代も必要なもので、大切な儀礼文化です。故人様やご家族の思いを尊重し、その方らしいオリジナルのご葬儀のご希望に応えることも大切ですね。当社でも事前相談会を行うなど、ご自分の葬儀のあり方について考えていただく機会を設けています。

中里さん中里
お客様の気持ちに寄り添いながら、新しい形も模索しているのですね。続いては入社1年目の唐澤さんです。
葬祭部
唐澤留奈さん
入社1年目

中里さん中里
現在は研修中だそうですが、どんなことをしていますか?
唐沢
入社後まずは言葉遣いや正しい姿勢、お辞儀のしかた、和室でのマナーなど社会人としても冠婚葬祭に関わる人間としても大切なマナーを研修で習得しました。その後、葬儀の手順や知識を詳しく学び、今は先輩が担当する葬儀のサポートを行っています。
中里さん中里
どうしてこの仕事を目指そうと思ったのですか?
唐沢
もともと着物が好きで、当社のルーツが呉服店だったことをきっかけに興味を持ちました。説明会で、お客様に心から「ありがとう」と言っていただける仕事であること、厳粛なイメージとは裏腹に先輩方がとても明るい方ばかりだったことに魅力を感じましたね。

中里さん中里
やりがいを感じるのはどんな時ですか?
唐沢
これまで葬儀に出た経験がほとんどなかったので、最初は不安でした。けれど宗派ごとの違いや祭壇に置くものの意味などを一つひとつ学んで「知識が自分のものになった」と実感できた時や、お客様をご案内する際に研修で学んだ言葉遣いが自然と実践できた時に、自分の成長を感じられて嬉しいですね。
中里さん中里
頑張ってください!最後は同じく新入社員の甕(もたい)さんに伺います。
葬祭部
甕 織園(もたい・しおん)さん
入社1年目

中里さん中里
甕さんは葬儀の専門学校を卒業されていますね?
子どもの頃、曽祖母の葬儀で見た葬儀会社の方の丁寧な言葉遣いや美しい所作がとても印象的で、「この仕事をしたい」と思ったことがきっかけです。学校では各宗派の作法や公衆衛生などの知識を学びましたが、実際に働いてみると地域によって葬儀の風習がまったく違うなど、現場で学ぶことはとても多いですね。
中里さん中里
アステップ信州に入社を決めた理由は?
インターンで当社の斎場でお世話になったのですが、先輩方のご遺族に対する真摯な対応がとても印象的だったんです。お客様お一人お一人のことを本当に考えている会社だということが伝わってきました。
中里さん中里
仕事で心掛けていることを教えてください。
「お客様の表情や仕草を注意して見ていると、相手の気持ちが分かる」と先輩に言われてから、きちんと相手の表情を見てご挨拶することや、動きに気を配ることを心がけています。「私たちの仕事の先にお客様の未来がある」という先輩の言葉を、いつも心に置いていました。

中里さん中里
これからの目標を教えてください。
先輩方の仕事を見ていると、細かなところにもサッと気がつく着眼点が本当にすごいんです。私ももっとお客様の思いを敏感に感じとれるようになりたいですね。
中里さん中里
人としても成長できる環境なのですね。ありがとうございました!