中里さん中里
今回訪れたのは、長野県の安全を守る「長野県警察」。おそるおそる署内に入ったところ、皆さんとても親切で、丁寧にお話を聞かせてくれました! 警察と一口に言っても、犯罪捜査から地域巡回、事務職まで、その仕事は多種多様。まずは、生活安全課刑事の内堀さんへのインタビューです。
長野中央警察署
生活安全第二課
内堀 大地さん
入職5年目

中里さん中里
刑事さんと聞くとドラマで活躍するイメージが強いですが、実際のお仕事は…?
内堀
確かに生活安全課と刑事課で行う捜査の雰囲気は近いかもしれません。とはいえ事件は「発生しない、させないこと」が一番です。私は事件を未然に防ぐ仕事がしたいと考えて、生活安全課を希望しました。取り扱う事案は、ゴミの不法投棄やサイバー犯罪、風俗事犯などさまざま。小・中学生向けの防犯教室や高齢者の方への啓発など、防犯活動も積極的に行っています。
中里さん中里
サイバー事案など、専門知識が必要で難しそうです。
内堀
基本的なことは配属時に一から教えてもらえます。あとは警察学校で専門講師の方の研修を受けたり、先輩に実地で教わったり。犯罪に使われやすいツールを調べて、対策を講じることもありますよ。

中里さん中里
内堀さんは、これまでも多くの業務を経験されていますね。
内堀
はい。警察学校卒業後は、駒ヶ根署管轄の交番に勤務しました。東信エリア出身なので、なじみの少ない地域のことを知りたいと希望したのです。巡回連絡でも気軽にお話いただける方が多く、とても温かい人の多い場所だなと感じましたね。その後、関東管区機動隊を経て、現在の部署へ。関東管区機動隊では厳しい訓練が大変でしたが、被災地の警戒など復興の現場に少しでも関われたことは大きなやりがいでした。
中里さん中里
最後に、仕事をする上で気をつけていることを教えてください。
内堀
事件は1件1件違うので、柔軟に対応すること。被疑者と向かい合う時も、相手に合わせて言い方や接し方を変えるよう心がけています。相手が納得し反省に繋がることで、次の犯罪を防げれば一番良いですね。時には趣味の話から徐々に打ち解けてくれることもあります。ですから、自分の好きなことを広げるのも大事なんですよ。私も以前から続けているバレーボールとバドミントンに加えて、最近では釣りを始めました。

中里さん中里
いろいろな経験が生きているんですね!ありがとうございました。続いて、長野市内の交番に勤務する高木さんです。
長野中央署
地域課大豆島交番
高木 実夏さん
入職2年目

中里さん中里
高木さんは大阪府出身なのですね。長野県警に入られたきっかけは?
高木
柔道の試合で長野県警の方と出会ったことが一番の理由です。小学2年生から始めた柔道を、金沢市内の大学に進学してからも続けたのですが、当時の北信越大会で対戦した女性警察官の方が、とても強くて優しくて。仕事も試合も頑張っている姿に憧れて、「この人と一緒に働きたい」と思ったことが原動力になりました。
中里さん中里
理想の先輩が近くにいるのはいいですね。今のお仕事についても教えてください。
高木
1年前から大豆島交番に配属となり、落とし物の受理や交通事故の対応、地理案内などを行っています。受け持ち地区で起きた事案のほとんどは、私たちが現場へ臨場し、話を聞くことからスタート。その後の警察活動がスムーズに進められるよう、状況把握に努めています。

中里さん中里
大変なことも多いと思いますが、やりがいも大きそうですね。
高木
巡回連絡では一人ひとりのご自宅を回るのですが、高齢であまり外に出られないという方から、「話ができて安心したよ、ありがとう」と言っていただくことも。小さい頃から人の役に立ちたいという気持ちが強かったので、仕事を通して地域の方の安全・安心を守れている実感が持てるのは嬉しいです。

中里さん中里
今後の目標は何ですか?
高木
女性という立場を生かして、女性や子どもに寄り添った仕事をしていきたいです。被害者だけでなく加害者に対しても、気持ちを汲み取って、自分が柔道を通して学んできた人への思いやりなどを、発揮できたらと思っています。

中里さん中里
ありがとうございました! 最後は警察行政職員として警察活動を支える、丸山さんに登場いただきます。
千曲署
会計課
丸山 友幸さん
入職14年目

中里さん中里
警察行政職員とは、どんな仕事をするのですか?
丸山
警察行政職員は、給与管理や会計手続き、警察署などの庁舎や物品の管理を通して警察活動の基盤を支えています。運転免許の手続きや落とし物の対応など、市民の方と接する機会も多いですね。
中里さん中里
企業でいえば総務のような役割なんですね。警察官と一緒に仕事をするんですか?

丸山
犯人を直接捕まえることはありませんが、車の両輪のように、警察官と一緒になって地域の安全を担えるというやりがいがあります。大きな事件や災害があれば、職種の垣根を越えて協力することも。採用されて間もない頃、諏訪地域で豪雨災害があった時、私は岡谷署管轄の交番で免許事務や車庫証明などの窓口業務を担当していましたが、当時は交番に泊まり込んで情報収集や安全警戒にも当たりました。
中里さん中里
タフさも必要なのですね。
丸山
それもありますが、無理に一人で頑張ろうとするより、多くの人と協力できる方が向いていると思います。警察官でも警察行政職員でも、同じ目標に向かって頑張る仲間がいるというのは心強いですよ。
中里さん中里
なるほど。最後に、今後の目標を聞かせてください。

丸山
これまで会計業務を長く担当してきたので、機会があれば警察本部での会計も経験してみたいですね。組織全体を見られる視野の広さは、常に持っていたいです。さまざまな場所を回って経験を積み、自分の得意分野を見つけていけるのも、この仕事の醍醐味。若い方には新しいことに積極的に挑戦し、自信を持てる分野を見つけてほしいと思います。
中里さん中里
幅広いお仕事が県警組織を支えているのですね。本日はありがとうございました!